幸せとは何か?
こころのかいだんシリーズのこの二冊、幸せとは何か?親子で考えさせられる良い本でした。
このシリーズの訳者の小宮由さんが、「楽しい本を読むと、その読書体験が、あなたの「こころのかいだん」になります。一冊読めば一段、二冊読めば二段と、心の中にある階段が大きくなって、あなたを成長させるのです。どうして?だって階段のてっぺんまでのぼったら、遠くの景色が見えるでしょう?それは、自分の外側の世界、つまり広い世の中を知ることができるのです。では階段の底まで降りていったら?それは、自分の内側の世界、つまりあなた自身を深く見つめられるのです。どちらも大事なことですが、てっぺんまでのぼるならより高く、底まで降りるならより深いところまで階段があった方がいいですよね?このシリーズが、そんなみなさんの「こころのかいだん」にならたらと願っています。」と書かれているのを読んで、このシリーズの本をもっと読んでみようとなりました。
この二冊の作者は、フランク・タシュリン。ミッキーマウスなどの脚本部門のプロデューサーを務め、実写映画の作品で全米脚本家組合賞喜劇脚本賞を受賞した方。
この二冊は、物語の中で子どもを楽しませながらも、何か考えさせられるものがありました。すぐに感じる子もいれば、読んだ時はただおもしろく読んだ子も、成長の中でふとメッセージに気づくこともあるんじゃないかなと。
また、最後の訳者あとがきも素晴らしかったです。幸せとは何か?幸せのある場所はどこなのか?
大人にもこういった本を手に取る機会があれば幸せを心の中に取り戻すことができるのかもしれません。娘を見ていると、じぶんの胸の内に幸せを置いていると感じます。
そして、すぐに気づきました。オポッサムはないてません!って。